決断疲れ

クーリエ ジャポンの3月号に脳科学の特集が載っています。

面白かったのは、脳の疲労についての最新の研究結果を書いた記事。

記事によると、プリンストン大学のディーン・スピアーズは、インドの村で貧しい人たちにとっては高級な石けんを買わせる実験で、石けんを買うか買わないかに関わらず、決断するという行為が脳を疲れさせる。「スピアーズたちは、このような決断疲れが、貧困から抜け出せない大きな要因でありながら見過ごされてきたと考える。」

「またある研究では、貧しい人は裕福な人よりも出来合いのものやスナックを食べる傾向がはるかに高い。」
こうした傾向も、裕福な人より貧しい人にとってスーパーでの買いものが決断疲れが大きいことが原因なのではないか、と記事は指摘している。

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