2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

科学ドラマ大賞

土曜日に、(独)科学技術振興機構(JST)が主催している科学ドラマ大賞の授賞式に参加しました。http://www.kagakudrama.jp/今回は、第一回目の開催で、あまり知られてなかったかもしれませんが(お恥ずかしながら私も知りませんでした)、今後さらに盛り上…

トランスサイエンスを考える

今日は、気候変動に関する科学コミュニケーションのシンポジウムに参加しました。題して「トランスサイエンス研究会 科学者が提示するわかりやすさとその限界〜気候変動をめぐる問題〜 」トランスサイエンスという言葉自体、私には聞き慣れない言葉だったの…

洞窟の中で

古気候(過去の気候変動を解明する学問)の分野で、今最もホットなものの一つが石筍(せきじゅん:Stalagmite)です。石灰の岩が浸食されてできた鍾乳洞の中に、にょきにょき筍のように生えてくるのが石筍。日本には、有名な鍾乳洞がいくつもあり、私も鍾乳石…

若手研究者による合宿に参加して

3/20〜3/21まで湘南国際村センターで行われた「若手研究者の会」に参加してきました。 科学コミュニケーションに興味のある大学院生やポスドク、助教の人たちが研究分野の枠を超えて、一緒に、科学研究の意義やこれから科学コミュニケーションをどの…

Science Windowという雑誌

Science Windowという科学雑誌をご存知でしょうか。惹き付けるきれいな写真やイラスト、分かりやすく面白い文章で、読む人をぐっと科学の世界に引き込みます。 子供でも、文系の人でも読める、楽しくてわくわくする科学の雑誌です。特に好きなのが「人と大地…

鉄学 137億年の宇宙誌

「鉄学 137億年の宇宙誌」を読みました。レビュー: この本は、どこを読んでも鉄、鉄、鉄。「鉄」という一元素で、細胞のミクロな単位から宇宙というとてつもなく大きいスケールに至るまでを語ることができる。それだけ、鉄は宇宙の中で普遍的で安定な物…

フジツボ—魅惑の足まねき

「フジツボ—魅惑の足まねき」を読みました。 フジツボというとまず浮かぶのは、「気持ち悪い」とか「邪魔な生き物」といったマイナスのイメージ。しかし、そんなフジツボのマイナスイメージを払拭してくれるのがこの本です。「魅惑的な」生態をユーモラスに…

スミソニアン研究所 安原さんのセミナー

今日の表層セミナーでは、スミソニアン研究所で研究員をされている安原盛明さんに研究内容をお話して頂きました。安原さんは、アメリカのワシントンDCにあるスミソニアン研究所で、海の底にすんでいる有孔虫(*1)や貝形虫(*2)を使って、深海や沿岸の…