2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

石を見分ける!!

先週金曜から出張続きで、ばたばたしていました。まずは、愛知県の犬山市に、地質の巡検。 木曽川沿いのチャートの地層を見ました。 チャートとは、ケイ酸塩でできた石です。 ハンマーでたたいても固くてなかなか割れません。チャートは、緑や赤、紫、グレー…

ヨロンとセロン

今日は、東大で開催された科学コミュニケーション研究会に参加してきた。http://sc.sp.s.u-tokyo.ac.jp/scicomsociety/マス・コミュニケーション論の京大の佐藤卓巳先生の"ヨロン"と"セロン"の話が印象深かった。”世論”は「ヨロン」「セロン」の2つの読み方…

むつ科学技術館

実験を行いに海洋研究開発機構(JAMSTEC)のむつ研究所に行っていました。 津軽海峡を見下ろす下北半島にむつ研はあります。なんとも寂しいところですが、一方で自然を目一杯楽しめるところでもあります。むつには年に4〜5回行くのですが、いつも研究所とホ…

氷期の終わりの北太平洋での深層水形成

海洋研究開発機構、地球環境変動領域の岡崎 裕典 研究員らによって、最終氷期が終り温暖化していく最終融氷期の1万7千年〜1万5千年の間に、北太平洋で深層水が形成されていたことを明らかにしました。現在の深層水形成がおこっている場所は、北大西洋高…

芸術は爆発だ!!

今日は、岡本太郎美術館に行ってきました。芸術と科学の融合という議題で、いろいろなジャンルの方々と話してきました。 研究者、芸術家、デザイナー、それぞれの立場から、芸術と科学は融合するのか、どのように融合するのか、しないのか、など、立場が違え…

研究者の不正

金曜日の「科学コミュニケーション」の授業で、「研究者の倫理」について学んだ。「倫理」は、例えば生命倫理に代表されるように国によっても、宗教によっても、時代によっても変わるものである。しかし、研究者の倫理は世界共通であるという。研究者が絶対…

エルニーニョ南方振動

最近は現在の気象の勉強をしています。先日は、ジャムステック研究員の先輩と、アジアモンスーン、エルニーニョ南保振動(ENSO)、偏西風の関係やこれらをつなぐメカニズムは何なのか、ということについての勉強会をしました。読んだ論文はこれです。「エルニ…

太陽系宇宙旅行も夢じゃない?

はやぶさプロジェクトの第一人者である川口淳一郎先生(宇宙研究開発機構)のお話を聴きました。はやぶさは7年前に地球を飛び立った惑星探査機。行き先は、イトカワという太陽系の小惑星でした。 今年の6月に地球に帰還した「はやぶさ」。はやぶさは、他の…

海水準の変動は何で引き起こされるか?

今日の論文は、海水準(sea-level)の変化が何によって引き起こされるかをレビュー(まとめ)た論文です。近年の海水準の変動が何によって引き起こされるかをきちんと検証するのはとても難しく、地域差も大きくでます。海水準変動を引き起こす原因は、陸地にあ…