科学史

征服者はいつか去る、しかしこの偉業は永遠である part2

<前回からの続き>前回では、18世紀末のフランスで、科学が発展したのは社会状況や政治体制の変化と関係があったことを述べた。 歴史的に見ても、「国がいかに安定しているか」は自国の科学の発展に大いに関係していると言える。自由な発想で研究ができ、…

征服者はいつか去る、しかしこの偉業は永遠である

「征服者はいつか去る、しかしこの偉業は永遠である」 こう宣言したのは、あの有名なナポレオン•ボナパルトである。この文言は、フランスでメートルが作られたとき、1メートルの長さの基準となった大規模な子午線測量の成功を誉めたたえたものである。メー…