夏休みセミナー

夏休みですが、今日はセミナーに参加しています。

夏休み特別企画で、地惑の多田先生、茅根先生、近藤先生、中村(尚)先生らが学生向けに研究内容を解説してくれるというセミナー。

共同研究の可能性、共同指導の可能性を探ろうという主旨らしいのですが、それぞれの先生たちが何をやってるかわかるので学生たちにはとてもためになると思います。

学部生にも聴きにきてもらったら良かったかな。

忘れないように今日の内容をメモメモ。

多田先生日本海の縞縞についての研究と、モンスーンの研究。今度の研究の発展として水月湖掘削、揚子江デルタの掘削と、東シナ海航海があること。

茅根先生:サンゴに関わるほぼすべてのこと。年輪を用いた気候復元、海水準変動、環礁州島の形成メカニズム。

近藤先生IPCCでも重要なテーマになっているエアロゾルの光散乱効果について。ブラックカーボンの物理学的な特性についての室内研究と、エアロゾル観測とシミュレーション。

中村(尚)先生:将来の温暖化にともなう異常気象や自然気候変動のメカニズム。対流圏の循環に注目。今後は中低緯度の大気海洋相互作用と極の変動、また古環境との共同研究も考えている。

特に、中村先生の話は、自分自身の研究内容にも関係していて非常にためになった。古気候として現在の気象メカニズムからどう仮説をたてていくべきか、考えたい。