第四紀学会シンポジウム

日本の地学教育に何が足りないのか?
第四紀学会は、なす役割とは?

そんなことを考えさせられるシンポジウムでした。

ポスターの件数は、150件もあり、クーラーもきかず、熱気がむんむん立ちこめて暑い暑い。
汗だくでポスターを見ました。

教育関連、ジオパーク関連の展示が多かったです。

そんな中でも、全体的に若者が少ないという印象を受けました。

現在、第四紀に関わる研究を行っている若者が少なくなっているのかもしれませんが、新しい地球科学の手法を開発していったりする「地球化学会」に流れている気もしています。

こういう状況だからこそ、新しい第四紀学のあり方を考えていくべきですね。

考古学、環境学、地球化学、人類学、地理、地質、などなどさまざまな分野が融合して成立する第四紀学。

第四紀学をもっと楽しくするには?

愛知で、サイエンスサマーキャンプを行っている先生の発表が印象的でした。
高校生にキャンプのアンケートをとると、「地学が一番面白かった」との意見は多かったとのこと。
野外で実際にものを観察することは、高校生や中学生にとって、とても楽しいものだそう。
しかし、高校ではしっかり物理や化学の基礎をやって大学にきてから地学を選択してほしい、地学は高校では選択しなくても良いとのこと。

教育の改革は、今後数年で対規模に行われるそうですが、良い方にだんだん行けば良いなと思います。